郷黨第十 259

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原文                   作成日 2005年(平成17年)7月から9月
寢不尸、居不容。
 
〔 読み下し 〕
()ぬるに()せず。()るに(かたち)づくらず。
 
〔 通釈 〕

寝る時は、死体が仰向けに手足を伸ばしているような寝方はしない。普段家に居る時は、ゆったりとして勿体振った所がない。
 

〔 解説 〕

孔子は、手足を伸ばして仰向けで寝るようなことはなかったとありますが、横向きで足を曲げて寝ていたのでしょうか?何度も云うように、孔子は身の丈2メートルの大男でしたから、もしかしたら夜具(蒲団)の丈が足りなくて、仕方なく足を曲げて横向きに寝ていたのかも知れません。(こんなことを云うと不謹慎かな?)

家に居る時ならまだしも、孔子の後半生は殆ど旅に出ておりましたから、旅先で孔子の身長に合うような夜具はなかったのではないか?と考えても、別におかしくありません。

大男で
思い出したのですが、ジャイアント馬場(2m12cm)が亡くなった時、既成の棺桶では長さも幅も足りず、急遽特別誂えにしたそうですが、総檜製で締めて300万円かかったと云います。

これはその仕事を請け負ったコフィン屋の社長さんから聞いた話しです。(コフィンとは棺桶のこと)確か、長岡の新産にこの会社の営業所がありましたよ。何という会社だったかなあ・・・?この会社は、有名人の棺桶を沢山請け負っていて、石原裕次郎や美空ひばりの棺も作ったそうです。どちらも300万円だと云っておりました。

原価は?と聞いたら、「ご想像にお任せします」とニヤニヤしてましたから、多分7〜8万円位でしょうかね。儲かるんですよ、棺桶は!だからと云って皆さんは、「ならば棺桶屋に商売替えしようか!」などとバカなこと考えてはいけません。あの商品は、値引しようが良いものを作ろうが、死んだ人の数しか売れません。今買えばもう一つおまけします!って訳には行かないですよ。中元や歳暮に配るって訳には行かないんだね、あれは。

今日本で一年間110万個しか売れない。創意工夫・改良改善すれば500万個・1000万個
売れるという代物ではないんだね。だったら今の商売、もっと気合を入れてやりなさいよ!創意工夫次第でいくらでも伸びられるんだから。
 

〔 子供論語  意訳 〕
孔子(こうし)(さま)()(とき)は、(あし)()げて横向(よこむき)きで(やす)まれた。また、いつも自然体(しぜんたい)でわざとらしい(ところ)がなかった。
 
〔 親御さんへ 〕

私達は、寝る時は仰臥(仰向け)で寝るのが当たり前と思っておりますが、これは良く考えてみれば、極めて不自然な寝方かも知れません。寝ている時は、夜中に何十回も寝返りを打つのが健康の証しのようでありまして、仰向けでじっとしているのは、死んだ人か或いは死にかけている人と相場が決まっているようです。一人で寝返りが打てなくなった時に「床擦れ」になるんでしょう?仰向けで寝る動物など、聞いたことがありませんから、これは人間特有の不自然なスタイルなのではないでしょうか?

ホモサピエンスは、一体いつ頃から仰向けで寝るようになったのでしょうかねえ?寝相(ねぞう)の悪い人の方が、案外健康長寿かもしれませんよ。人相や手相ならぬ、「寝相(ねそう)」で健康長寿を占ってみても面白いかも?(ビデオで撮るしかないけれど)医学的にも研究してみたら良いのではないでしょうか?いびきの研究はされているようですが、寝相と健康の研究など、聞いたことがありませんからね。

ベッドメーカーは、寝たきり老人用のリクライニングベッドばかり売ってないで、老人が若返るような「電動寝返りベッド(宙返りではない)」を考案してもいいのではないかな?一晩30回
コースでボケ防止、50回コースで腰痛防止、100回コースで回春復活となったら、きっと売れるよ!
 

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